HSPが営業マンを「たった1年半で辞めた」7つの理由【結論】向いてない

自分は営業マンに向いてないと思う人

「最近HSPっていう言葉を知った。『繊細さん』って言うらしい。まさに自分のこと。

営業って自分ではイマイチだな、これ..って思う商品を売ったり、お客さんにイヤミ言われたり、鬼ノルマあったり。心が痛むことが多かったけど実はHSPのせいだったのかも。

もしかして繊細HSPなボクって営業に向いてないですか？」

こういった悩みに答えます。

• 記事の内容

まずは結論からいいます。HSPは営業マンに向いていません。HSP×営業の相性は最悪だと思っています。なぜならHSPの特性として

（引用元：マドレクリニック）

こういった特性があるから。


人見知りで内向的、とても傷つきやすい特性を持つ繊細HSP。最近になって自分が「それ」だと知りました。


そうとは知らず、新卒で始めた営業の仕事。初対面の人と話をするだけでも緊張して震えるのに、商品を売るだなんて。


ましてや迷惑に思われながら、自分でも「イマイチだな..」と思う商品をノルマを抱えつつ売る。わたしには耐えられませんでした。


そして、たったの1年半で逃亡。心の平和を求めて工場に転職します。あれから22年。46歳になった現在でも平和に暮らせてますので、この記事にて感謝と共に共有します。

この記事を読めば、もう「やっぱり繊細な自分は営業に向いてないのかな。このまま続けてもいいのかな」こういったことで迷う事はありません。

※この記事は5分ほどで読めます。

HSPが営業マンを「たった1年半で辞めた」7つの理由【結論】向いてない

まずは結論から。HSPは営業に向いていません。HSP×営業は相性最悪です。なぜならHSPの特性として

（引用元：マドレクリニック）

こういった特性がありますので。

「営業のキツイとこ7つ」を繊細HSPがどう感じるか？経験をもとに書いていきますね。

①初めて会う人に営業する：足ガクガク頭真っ白

繊細HSPは「受け身」です。だけど営業は自分からお客さんにアプローチする必要があります。

「知らない人に話しかけるだけで足ガクガク。この状態で商品売るの？しかもちょっと迷惑そうだし」

実際にお客さんが迷惑そうにしてたかどうかはわかりません。ですがそう感じるのが「HSP」なんですよね。

②仲良くなったお客さんにも売る：せっかく仲良くなれたのに。嫌われたらどうしよう..

繊細HSPって1対1の付き合いは得意なんですよね。広く浅い付き合いより狭く深い付き合いが得意。そして大事にします。


ですがそこは営業。せっかく仲良くなれたお客さんにも営業しないと..。心が痛い。HSPは嫌われることが、なによりキツイことですよね。

③自分では「これイマイチな商品だな」って思っても売る：ごめんなさい。でも売らないと怒られるんです

繊細HSPって反射的に相手のことを気にする。

「この商品ってイマイチだよな。だけど売らないと」

「これ使ってお客さん本当に満足するかな」

「自分がイマイチって思ってることバレてないかな」

もし売れたとしても、帰ってから一人反省会が始まります。「本当にこれでよかったのか」と。長いときは一週間ほど引きずります。

④クレームが怖すぎる：お願いだから怒らないで！全力で謝罪

繊細HSPって、怒られるのがめちゃくちゃ苦手。これを避けるためだったら、なんでもやります。


事務所に電話がかかってきて「てるぼーさん、お客さんから電話。」と言われるだけで、心臓バクバク..。冷や汗だらだら。お願いします。クレームじゃありませんようにっ！m(__)m

⑤ノルマが怖すぎる：達成できないと怒られる..月末が怖い

売上ノルマのキツイところは、自分一人の力ではどうしようもない点。いくら自分が頑張っても、買ってくれないと達成できないですからね。


この「人の力を借りないとできない」がHSPにはキツイ。なぜならHSPは、人にお願いするのが苦手だから。そして怒られることが地獄。

⑥電話対応が苦手：電話は万全の準備で掛ける→掛かってきたときはパニック

繊細HSPは電話が苦手。私も子供のころから電話がめちゃ苦手でした。自分から電話をかけるときはメモ用紙にあらかじめ伝える内容を書いておくのでまだ大丈夫なんです。


問題はかかってくる方。苦手な大きい呼び出し音。そして誰からか、わからない電話。

「お電話ありがとうございます。○○会社○○支店○○です。」

これを言うだけで、手に汗。心臓バクバク。相手の名前とか聞き取れなかったりしたら、もう頭真っ白。気絶しそうになります。

⑦飲み会がキツイ：お願いします。1秒でも早く帰らせて

飲み会ってHSPの苦手が詰まったデパートみたいじゃありませんか？

このとおり。

でも営業は「飲み会ちょっと苦手なんで」とか言えないですよね。お客さんの接待とかなら、なおさら。わたしは、お酒も弱くて頭痛と吐き気がするタイプ。本当にイヤな思い出しかありません。

HSP×営業のいいところもある

ここまで読まれた方は「HSPの営業って最悪。やっぱりやるべきじゃなかった..」と思われますよね。ですがHSPの営業は、悪いところばかりでもありません。なぜならHSPは「共感」ができるから。具体的には

このとおり。

ですがこれらのメリットは前半に述べた、「とてもきついデメリット」の上に成り立っています。


なのでどうしても営業がしたければ、ルート営業がおすすめです。ルート営業なら営業のデメリット少なめで活動できそう。


ですがわたしは、こころ穏やかに働ける「化学工場」を選びました。

HSPは悪くない！営業が向いてなかっただけ。「あなたに合う」仕事をするのみ

多くのHSPの方は

こういった思考のはず。こういった思考で、わたしは営業から逃げました。

「自分はなんて根性なしで男らしくないんだろう。こんな自分にできる仕事なんかあるんだろうか」

完全に人生の迷子になります。

※ちょっと補足をすると仕事から逃げ出すのはOKです。なぜなら、会社員ってどこまで行っても「代わりがいる」存在。逆にそうじゃないと社員が病気やケガをしたときに詰みますよね。会社が。

代わりがいないのは「経営者」のみ。つまり会社員の方は、いつでもどこでも逃げても隠れてもオッケイなんです。

そんなとき出会ったのが「プラントオペレーター」という仕事

プラントオペレーターは班に所属しつつも、基本的には一人で作業します。「独り」じゃなくて「一人」がポイント。仲間を感じつつ一人で仕事ができます。（※仕事内容は部署によって異なります）

工場×HSPは相性がいいことは間違いなさそう

工場の同僚も、HSP気質の人が多いように感じます。

「工場というキーワードは、なんとなくイメージが悪くて引っかかるんだけど」

こう思った方こそ「プラントオペレーター」がおすすめ。なぜなら≫営業職から工場へ転職したい人「こそ」失敗が少ない7つの理由で解説してますがプラントオペレーターは

この3つが合わさって一般的な工場のイメージとは違うから。



そして営業にはない、工場の7つのメリットがこちら。

このとおり。

HSPな自分にとって、まさに夢のような職場でした。ただし工場にはデメリットもあります。たとえば

注意点として、これは一般的な工場のイメージです。≫化学工場プラントオペレーターで人生が変わった7つの理由【未経験者の質問にも答える】で解説してますが、プラントオペレーターはこういった「工場ならでは」のデメリットが少ないです。


プラントオペレーターは、HSP×営業で傷ついた人の「最高の転職先の1つ」。

「自分にはコレしかない！」といって職業にこだわるのは危険ですよ。自分で自分を追い込むことになる。もちろん工場だけにこだわるのも、よくないとは思いますが。

まとめ：HSPは「人」より「機械」相手の方が心穏やかに働ける。あなたに合う仕事を探しに行こう

• HSPが営業マンに向いてない7つの理由

• 向いてることもある

• HSPは苦手な仕事が本当に苦痛。逃げて大丈夫。だってあなたが人生の主役だから！

「自分にはコレしかない！」といった考えはとても危険。人生を台無しにする可能性があります。自分が主役になれる職場を探すのみ。幸いなことに以前に比べて、転職は当たり前になりつつあります。

「転職が当たり前な世界」ってHSPにとって本当にすばらしき世界ですよ。HSPは搾取の対象になりやすいですからね。

すぐに逃げられる（＝転職）環境は、本当にすばらしいこと。ですが、利用しなければ意味がありません。


あなたがツライ日々を送っているなら、転職エージェントに登録だけでもしてみませんか。たったこれだけで、ずいぶんと心が軽くなりますよ。（わたしは辞表をポケットに入れつつ仕事してましたが;つД｀)）


転職エージェントは相談相手。完全に味方です。これだけでちょっと勇気がでませんか？

一度でも転職した人は「強い」。なぜなら、いつでも逃げ出せるって知ってるから。

今回は以上となります。

それでは。

あなたの人生に幸あれ。

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