営業職から工場へ転職したい人「こそ」失敗が少ない7つの理由

営業職から工場へ転職したい人

「営業ってやっぱキツいわ。たとえば毎月のノルマ。死ぬ思いで達成したのに次の月にはあっさりリセット。『高いだけの商品』売るのも気が引けるし売れる気がしない。

定時に帰れたことないし、むしろ定時って何時だっけ。やっぱオレには向いてないのかな。

工場ならノルマとかなくて、お客さんや上司にも気をつかわなくていいのかな。早く帰れそうだし。そんなに甘くない？実際のところが知りたいです」

こういった疑問にこたえます。

• 記事の内容

結論から言います。営業が向いてなかった人こそ工場が向いている可能性があります。なぜなら、「自分は人を相手にする仕事は向いてない」と自覚できたから。


これって失敗じゃなく「確認作業」だったんですよね。

• 営業マンは向いてなかった→辞める
• 営業マンは向いていた→続ける

これだけのこと。はっきりいって向いてる人には勝てません。100年頑張っても勝てません。まぁ、勝つ必要はないにしても自分の得意分野を、少なくとも不得意じゃない分野を仕事にすべきですよね。


だったら、人じゃなく「機械」を相手に仕事してみませんか？


わたしは大学を卒業後、新卒で営業職につきました。

• だけどそれは「苦しい日」の連続

なぜなら自分的に「これは、ちょっと..」といった商品を、お客さんに売ることができない性格だったから

そしてさらに、お客さんの言葉や態度に「過剰に反応してしまう」性質の持ち主だったんですね。（※当時は知りませんでしたが、わたしはHSPという繊細で内向的な性格だったみたいです）


それでもノルマを達成しないと本社まで呼び出され怒られる。

「結婚を控えてるし、この先ずっとは無理かも」

と考えるようになります。そして、工場への転職を決意。営業ノルマや気疲れなく定時に帰れる職場を求めて。

• 営業から工場に転職した結果

工場に転職して21年。いまでは無事結婚して子供もできて、積水ハウスの新築一軒家も購入。子供を私立高校・大学に通わせつつ、平和な暮らしを送っています。

私は「大手の化学メーカー工場で三交代の仕事」をすることで、上記のような満足度の高い転職ができました。
（記事後半の≫化学メーカー三交代勤務で工場のデメリットも解決を先に見る）

この記事を読めば、もう「オレ、性格的に営業に向いてないかも。工場とかなら向いてるのかな。でも工場ってなんかキツそう。オレでも勤められるかな？」と悩む事はありません。

※この記事は5分ほどで読めます。

営業職から工場へ転職したい人「こそ」失敗が少ない7つの理由

営業をしてると、こういった悩みがありませんか。

このとおり。こういった悩みがある方は、きっと「いい人」。そしてHSP気質の方かもしれません。

HSP（ハイリー・センシティブ・パーソン）：エレイン・N・アーロン氏提唱の特性。繊細で傷つきやすく内向的な特性を持つ。「繊細さん」とも呼ばれる。≫エレイン・N・アーロン氏のHSP診断

わたしは圧倒的にHSPでした

「もっと早く言ってよ！」という思い。

そうとは知らず営業職に飛び込んで、深く傷つき1年半で逃げ出しました。（会社がブラック気質でもあった）そしてノルマや気疲れがなくて、定時に帰れる職場を求めて工場に転職します。


こちらの≫HSPが営業を「たった1年半で辞めた」7つの理由【結論】向いてないでも解説してますが、HSPは営業が向いてない7つの理由と、HSP×営業がナイスな面も一部紹介してます。

工場は営業とは真逆の世界

営業と比べて、工場で働くメリットを紹介します。

このとおり。

こういった働き方がしたいあなたは、そもそも営業という職種が向いていなかった可能性あり。（とはいえ、これらは工場勤務のメリットのみ。もちろんデメリットもあります）

営業職に就職したときは「やってやるぜ〜」と思っていたはず。だけど..

「なんか違うな。」と気が付いた、あなただからこそ工場勤務に向いているとも言えます。

営業も、やってみないとわからないですからね。

工場はちょっと恥ずかしいかも

≫参考記事：やっぱ工場の仕事とか恥ずかしいと思う方へ【もう底辺とは言わせない】

営業のツライ部分と工場を比較してみる

もう少し深く営業のツライ部分と工場を比較してみますね。

①ノルマがキツイ

たぶんこれが優勝。営業ノルマ。血の汗と、血の涙を流してようやく達成したノルマ。でも翌月には、あっさりリセット。この繰り返し。


何のノウハウも経験もツテも持たない新人の頃は、吐きそうなほど追い込まれる。

工場では

仕事のノルマは当然ある。努力も必要。だけど教育さえ受ければ、自分一人で達成可能なものばかり。人に頭を下げてお願いしたり運に任せたりするものではない。

②自分は「イマイチだなぁ」と思っている商品を、お客さんに売るのは気が引ける

HSPにとっては、かなりの精神的負担。売上を上げた夜「ウソをついたわけじゃない。だけど、これで本当によかったんだろうか」と自分に問いかける日々。良心が痛む。

工場では

そもそもお客さんと接する機会がない。だけど、ドロドロした人間関係はもちろんあります。


営業の場合は①お客さんとの人間関係、②社内での人間関係。この2つが必要ですが、工場では社内の人間関係のみ。とはいえ人間関係のめんどくささは、営業も工場も同じかも(;´∀｀)


交渉的なことは上司との定期面談など。工場の人はそういった事に慣れてないので、特に若い人は会社の言いなりだったりします。

③飛び込み営業がツライ

ただでさえ気をつかうお客さん。しかも初対面。怖い人かもしれない、忙しくて機嫌が悪いかもしれないお客さん。HSPにとっては、まさに「サイアク」。緊張を通り越して吐き気がしてきます。

工場では

初対面の恐怖は入社式。そして配属先。とはいえ同じ会社の「仲間」ですからね。少なくとも最初は。そして工場って転勤が少ないんです。これもメリットの1つ。対人関係のストレスは営業に比べて圧倒的に少ない。


こういった「人と接すること」が苦手で、工場に就職した人は多いはず。だからこちらの≫【怖い人いる？】化学工場プラントオペレーターの「あるあるな特徴」5つ紹介でも書いてますが性格は、おとなしめの人が多いはず。

④他者と売上を比べられるのがツライ

売上やノルマ達成のグラフを張り出されて、さらしもの。不思議と順位って、毎月だいたい決まってるんですよね。


担当の地域だったり経験年数だったりは、ほぼ考慮されもせず。新人と繊細HSP営業マンは血の涙。不公平感しかなかったなぁ..。

工場では

工場でも他者と比べられることはあります。たとえば同期入社の二人が、同じ部署に配属された場合。

「同期のアイツはもうあんなことまで覚えたのに、お前はこんなこともできないのか」

目に見えた売上やノルマがないから、イメージで嫌味を言われたりします。「数字で見返す」ってことができないのが、よくも悪くもある。


最初のイメージって大事。わりと引きずります。

⑤お客さんの顔色をうかがうのがツライ

「今日の機嫌はどうかな。いつも怒ってるよな。あの人。こえ～」

こんな気持ちでお客さんを訪問していませんか？こういった事が重なると、だんだん精神的に追い込まれてきますよね。

工場では

お客さんはいませんが、お客さんのような上司はいます。直属の先輩はもちろんですが、会社や工場のエライ人。これがやっかい。


こういった人が自分の部署を訪問することがあると、大掃除が始まります。事務所だけでなく広大な工場全体が掃除の対象になることも。ある意味お客さんよりしんどかったりします。

⑥接待の飲み会がツライ

HSPって「独り」はイヤだけど「一人」になりたい性質の持ち主。長時間の飲み会はツラい。ましてや接待とか気をつかいすぎて、帰ったら玄関で倒れこむ。


カラオケでお客さんの「どうでもいい歌」とかに、お世辞とか言ってる自分に嫌気がさす。

工場では

お客さんの接待はありませんが、先ほどと同様に会社のエライ人の接待があります。とはいえ飲み会は少なめ。


なぜならわたしの勤める工場は地方の工業地帯にあって、ほとんどの人が自動車通勤。なので飲み会の開催が、めんどくさい。


さらに三交代勤務が基本なので、時間的にも制約があって飲み会は年に数回ほど。HSPには本当にありがたい環境ですm(_ _)m

⑦定時で帰ったことない

そもそも定時って何時か知ってますか？以前の会社の定時は、よく覚えていません。仕事があってもなくても、長時間会社にいることが正義。


現在でも多くの会社で、この残念なルールが変わってないのが現状では。≫【体験談】ブラック労働を辞めたいあなたへ【まず辞表だけ書いてみる】

工場では

定時近くになると同僚が助け合って、みんなで定時に帰れるよう努力します。ここが営業と大きく違うところ。工場では定時で帰ることが正義です。ただし、事務職でなく「製造作業員は」ですけど。

営業から工場の転職は失敗？化学メーカー三交代勤務で工場のデメリットも解決

これまでは工場のメリット多めで書いてきました。ですが「工場ってそんなにいいの？デメリットの方が多そうだけど」と思われた方もいるはず。


そこで「営業から工場に転職した人」のデメリット3つと、その対策を紹介します。

営業から工場に転職した人が感じるデメリット3つ

このとおり。

対策をはじめに言いますと、「大手の化学メーカーで三交代の勤務をする」これで解決します。解説していきますね。

≫参考記事：【プラントオペレーター歴21年が厳選】化学工場三交代向け転職エージェント3選

工場の交代勤務って”人見知りな方”が多いんですよね。面接官も見慣れてます。そこで、営業マンが登場すると「おっ、めずらしいね」となります。ここでうまく立ち回れると合格がみえます。

「現場に新しい空気を入れたいなぁ」と考える管理職は多くいますので。”立ち回り方”は以下の記事で。

≫【低学歴から大企業】財閥系化学工場プラントオペレーターの内定をゲットする志望動機の書き方「10例文＋ケース別56例」付き【コピペOK】

体がキツイ：化学工場は「肉体労働」ではない

工場って体力勝負みたいなイメージがありませんか。

「若いときはいいけど、歳取ったらキツそう」

たしかに、そういった工場もあるはず。こちらの≫三交代勤務って何歳までOK？定年って無理？【大手化学メーカーなら可能】で解説してますが、化学工場って管理・監視がメインの仕事。体力はそれほど消費しません。


工場三交代を辞めていく、おもな原因は

• 仕事内容が合わなかった
• 人間関係
• 地元に帰りたかった

このあたりの理由。

意外かもですが、三交代の勤務形態や夜勤が原因で辞めた人は、わたしが知る20年間で1人もいませんでしたよ。

給料が安い：「大手」「化学」「三交代」この3つがそろうと化学反応

工場って楽な代わりに給料が安かったりします。ですが「大手の化学メーカーで三交代」をした場合、大きく事情が変わります。


こちらの≫【年収100万アップ】なぜ化学工場プラントオペレーターの給料は鬼高いのか【21年の実績公開】で解説してますが、「プラントオペレーター」という職業は

この3つが、そろっています。

①大企業

大企業については言うまでもないかもですが

このとおり。


プラントオペレーターになると、凡人低学歴でも財閥大企業に入れるってところが一番のメリットかもしれません。


下記にて給料格差を調べてみました。

• 大企業・中企業・小企業の給料差：やっぱ大企業は強い

緑の枠がそれぞれ大企業・中企業・小企業の年齢別最高の年収。

• 大企業と中企業の差＝約70万
• 大企業と小企業の差＝約130万

きっと中小企業の方がサービス残業とかも多いはず。そう考えると格差はもっと大きいかも..。


②化学業界はそもそも業界の年収が高い。

• 一般平均：467万円（一番右）
• 化学工業：568万円（一番左）

一般平均より年収が100万円高い。20代で500万円台も余裕です。


③の三交代制は「深夜業手当」や「交代勤務手当」が支給される。わたしの会社では月に約7万円です。（※会社、条件による）

つまり上記の3つがそろうと「化学反応」を起こします。ぶっちゃけ給料は申し分ないかと。※友人に給料でマウントを取られることはなくなりますヾ(*´∀｀*)ﾉ

出世できない：【全員対象】給料的には出世しなくてもいい。でも、出世の道もある

ここまで読まれて、

「でも、いくら大手って言ってもしょせん工場作業員でしょ。営業からの未経験・中途採用は、出世とかできないよね」

こう思われませんでしたか？工場の作業員って、イメージ的にあんまり出世できなさそうですよね。化学工場でも、最近まではそうでした。


ですが、こちらの≫プラントオペレーターとジョブ型雇用の相性は？【結論】最高ですで解説してますが、国内化学メーカー最大手の「三菱ケミカル」が「公募」という制度を開始しました。

公募とは：ある部署に欠員が出ると、まず社内専用のインターネットで社員に対して募集をかける。それでも、人員が集まらなければ一般に求人を開始する。

※つまり「部署ガチャ」で外れた場合、自分の意志で部署異動できる

といった制度。そこで、さらに衝撃なのが、

この制度を使うと、現場作業員であるプラントオペレーターが一般事務職にもチャレンジできる点。

まとめると、こういうこと

これ、普通にヤバくないですか。なかなかこういった働き方はできないかと。


現在は「三菱ケミカル」しか公募の制度はないようですが、業界最大手の制度。他もマネする可能性は高いはず。でないと、優秀な人材は集まらなくなるはず。≫参考：大手化学メーカーの例を見てみる

営業からいきなり、未経験の製造業の工場に転職って難しくないですか？

営業だから不利ってことはないかと。ただし、工場で何の仕事をするかによります。おすすめは「三交代勤務」。なぜなら、三交代制のプラントオペレーターをすると旧財閥系の巨大な企業に入れるから。

≫参考記事：【たった1％の努力】凡人低学歴が2ヶ月後に財閥大手化学メーカーの正社員になる方法

まとめ：営業が向いてなかった人は「化学工場」がおすすめです

• 営業職から工場へ転職したい人「こそ」失敗が少ない7つの理由

営業でツライ思いをしてきたあなたこそ、工場メリットのありがたさがわかるはず。わたしは工場に転職した当時

「たったこれだけの仕事で、こんなに給料もらっていいのかな」

と思ってました。それほどのインパクト。（その後、数々の困難がありましたが）

• 営業から工場の転職は失敗？化学メーカー三交代勤務で工場のデメリットも解決

「大手の化学メーカーで三交代勤務」をすれば、解決することがわかりました。


営業に向いていないとわかってるのに営業を続ける。なぜか？「やめるのが怖いから。いい会社に再就職できるとは限らないから」よくわかります。ですが、今後10年20年30年続けますか。ちょっとツラすぎませんかね。


わたしは逃げ出しました。逃げたときは悔しくて不安で、どうしようもありませんでした。ですが現在は後悔していません。


転職って怖い。だけど、自分に合わない営業を続ける方がもっと怖いはず。だったら少しだけ勇気を出して変えてみませんか。


最近は「転職エージェント」という心強すぎる味方がいます。きっと登録するだけで気持ちがグッと楽になるはず。


とりあえず無料なので登録だけしてみませんか？登録者限定の「非公開求人」ってのも見れますしね。

今回は以上となります。

それでは。

あなたの人生に幸あれ。

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≫HSPが営業を「たった1年半で辞めた」7つの理由【結論】向いてない